お待たせしました。
一筆書ききっぷ旅行記はこれで最後となります。

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長岡から乗るのは、Maxとき348号。
E4系は乗車前の3月29日、秋の引退が公式に発表されました。埼玉で生まれ育った私にとって、新幹線といえば東北・上越新幹線であり、その中でもMax(E1系・E4系)は別格の存在でありました。また、かつて存在した土・日きっぷで何度も乗った存在であったり、今でも仕事の合間に目にする機会も多く、特段の思い入れが強い新幹線・車両です。
これで最後になると思いつつ、乗ることにしました。

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ホーム床面には、Maxが走る上越新幹線名物の賑やかな乗車位置案内。E4系は旧塗装のままで、懐かしく感じます。
これもE4系が引退するとすっきりしてしまいます。

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構内放送が流れ、Maxとき348号が入線。
どっしりとした車体がいい意味での威圧感が振りまきます。

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乗車したのは自由席の11号車(4号車)。
E4系の自由席といえば、3+3列の座席が有名ですが、4号車のみはリクライニングの通常の座席が設置されています。なお、4号車は列車によっては指定席になることもあります。
半数弱の座席が埋まり、定刻に長岡を発車しました。

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車内を見て回ります。
まずはMaxの名物ともいえるこの細長い通路。本来床下に設置する機器を平屋部に設置しているためこのような構造となっている訳ですが、まるで秘密基地みたいな雰囲気があります。

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やや暗めの写真になっていますが、旧売店です。かつてここでお菓子を買ったのを今でも懐かしく思い出します。
引退記念のガチャガチャやモバイルバッテリー貸出拠点、また数は限られますが電源コンセントが設置されており、今でも十分に役目を果たしていました。

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21:10、越後湯沢を発車。
発車するとすぐに大清水トンネルに入り、上越国境を越えて関東地方へと進みます。

上毛高原を通過し、関東地方らしい民家の光が続く光景を進むとアナウンスが流れ、高崎に到着。
Maxとき348号は高崎でMaxたにがわと併結するため、一度停車後に再び動き出し、連結して停車後ドアが開きました。

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ホームに佇むE4系。
しばしば「壁」とも言われます。確かに存在感はありますがずっと見慣れてきた者としてはこれこそが新幹線としての威厳のようにも感じます。

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側面には「Thank you! Max!」ラッピングがあちこちにありました。
本当に引退が近づいていると感じ、寂しい気分になってきました。

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21:39、16両編成となったMaxとき・たにがわ348号は高崎を発車。
ホームから見えなくなるまで見送りました。

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ふと足元に目をやると、こんな表記が残っていました。
実は私、あさひが走っていた時代の記憶がありません。一応1996年生まれなのですが。

新幹線ホームを離れてからは、一旦改札を出た後再び在来線側から入場。
この旅行最後の列車に乗ります。

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22:37発の2248D、小川町行き。八高線高崎発の最終列車です。
無事1人掛けボックスを確保し、寄居まで戻りました。

今回の旅行は、どのフリーきっぷも旅程や日程に合わないということで、前からやってみたかった一筆書ききっぷを初めて使用しました。
計画を立てる段階について、自由度はやや欠けますが、乗りたいものをうまく詰め込むことができたのは頭の体操にもなり楽しいものでした。
また実際に旅行する段階においても、乗り納めや気になる路線・列車を不足なく乗ることができ、やや急ぎ気味でしたが密度が高い旅になったと感じています。

ここまで計14回ご覧くださいまして、ありがとうございました。

旅行日:2021年5月2日(日)