我が地元を走る秩父鉄道では、2023年5月20日に広瀬川原車両基地にて一般公開「わくわく鉄道フェスタ2023」が開催されました。
今回のわくわく鉄道フェスタは、感染症の蔓延以降再開した(追記5/22:2021年も実施)2022年に引き続き開催されるもので、広瀬川原車両基地での開催は4年ぶりとなりました。
小学生の時以来、広瀬川原車両基地での開催時には訪問していなかった私。記念すべき回ということで久々に訪れてみることとしました。

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会場最寄り駅であるひろせ野鳥の森に着いたのは開催時刻を回った10時過ぎ。
荒川の土手を歩き、会場へと向かいます。

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駅から約10分ほどで会場入口へ。
「構内見学をご遠慮下さい」とありますが、当然この日は遠慮しないで大丈夫です。

約15年ぶりに広瀬川原車両基地に足を踏み入れましたが、当時と雰囲気がほとんど変わっていませんでした。
出店があり、鉄道部品販売があり、地元自治体等の展示があり、近隣鉄道会社も参加する…伝統的な車庫一般公開がそこにはありました。

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秩父鉄道の目玉といえば、SLと共に力強い走りを見せてくれる貨物を牽引する電気機関車達。
今回は撮影向けの展示として、デキ501・デキ201・デキ105が並びました。

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10:21、熊谷からの臨時直通列車が広瀬川原車両基地に到着。熊谷-広瀬川原間の臨時直通列車は2往復あり、往路は2本とも7000系による運用でした。
なお、私が小学生の頃は寄居からの臨時直通列車もありました。

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もちろん、C58363も展示されています。
運転台見学も行われ、子供連れを中心に列ができていました。

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この他、電車の展示もあり7000系2編成と5000系1編成が担当となっていました。
このうち7000系1編成は12系車両と共に、休憩用車両も兼ねていました。

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展示車両ではありませんが、デキ107(2015年引退)・デキ108(2020年引退)も見学コースから見える場所に留置されていました。
塗装が完全に乾ききっていますが、今後の行方が気になるところです。

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一方、デキ104(2015年正式引退)は打音体験の「教材」として活躍していました。
台車のボルトのゆるみをハンマーで叩いて判別する打音検査。私もやってみましたが、明らかに音に差があるのは分かるもののすぐに?音色は忘れてしまいました。

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こちらは部品取り用の都営6000系。
イチョウのマークだけ新しめに見えますが、改めて貼り付けたのでしょうか?

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こちらはトラバーサー試乗体験。
約15年前に訪れた時も乗った記憶があります。

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一通り見学ルートを回り、昼食を購入し12系で食べることに。
洗面所をよく見ると、「たんつぼ」がありました。まさかこんな身近にあるとは、全く気付きませんでした。

12時過ぎ、広瀬川原車両基地を後にしました。再びひろせ野鳥の森駅まで戻ります。
駅へ着くと、券売機が使用停止になっており窓口が営業中。往路はICカードで来ましたが、復路は記念に硬券の乗車券を購入しました。

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まもなく熊谷行きが来るとあり、ホームは混雑。
普段は無人駅ですが、駅員さんが3人ほど配置されていました。

この後、影森行きでひろせ野鳥の森を後にしました。
これまでどこの鉄道会社でも普通な存在だった車庫の一般公開ですが、ここ数年で有料化や規模の縮小が相次いでしまいました。その中で、我が地元の鉄道が気軽に訪れることのできるイベントを再開してくれたのは本当に嬉しいものです。今後も長続きすることを願います。

訪問日:2023年5月20日(土)